高校生コース

このコースの対象は、「公立高校の方で国公私立大学の受験を目指す方」です。なお、中高一貫校の方については、別個にページを設けていますので、そちらをご覧ください。

コースの特長

大学入試は多様化する一方であり、確かに従来の一般入試の対策をして一般受験することも選択肢の一つですが、それに加えて総合型選抜入試や指定校推薦入試などもメジャーになりつつあります。どの入試の対策をするかで、高校生活の過ごし方が結構変わってきます。「高校生コース」では、大学入試に向けた不安やストレスをできる限り軽減できるよう、情報収集や提供もしっかりと行います。

使用する教材の例

高校生コースでは、主に市販教材を活用します。それは、市販教材のラインナップが小学生(中学受験含む)や中学生(高校受験)と比較して、圧倒的に充実しているからです。他方で、これだけ教材があると「何から手を付けたらいいかわからない」という方も多いでしょう。確かに、市販教材はいいものも多いですが、活用する順番や適性などもあるため、教材選びについては一定の蓄積のある者が本人の感想や意見なども踏まえて決めるべきだと思っています。

ちなみに、よく使用する教材としましては旺文社の「基礎問題精講」シリーズや(旺文社は学習アプリが非常に充実しています)、「駿台文庫」シリーズなどですが、これらに限定されません。定評のある教材については、積極的に取り入れています。

学校の定期試験、模試のサポート

いわゆる「調査書」(内申点)が考慮される入試では、1年次からの成績がウェイトをかけずに考慮されるため、高校入学当初から定期試験などを頑張ることが重要です。しかし、高校入学当初というのはこれまでの中学校での学習とのギャップや、合格後の安心感から緩んでしまうという方も結構います。

もちろん、一般入試ならそれでも何とかなることがあるのですが、指定校推薦などではそうはいかないこともあります。そのため、生徒さまのご希望や可能性を踏まえて、何に重点的に取り組むのかという助言と指導を行います。

また、高校生になると受験する模擬試験も「進研模試」「河合塾全統模試」「駿台全国模試」など多岐にわたるようになります。これら模試は、確かに受けることも重要ですがそれに加えて、模試に向けて準備した上で、しっかり復習して苦手分野や気づかなかった弱点を補強するということもまた重要です。模試についても、教師と一緒に振り替えることで、一人ではなかなか難しい「模試を基準とした高校生生活」の実現が容易になります。

特別な入試形式に対するサポート

小論文や面接、あるいは志望理由書やグループディスカッションといった、今までの科目の筆記試験とは異なった入試を課す大学も増えてきています。これらに対応するためには、科目の勉強に加えて実際に「やってみる」「準備する」ことが重要です。私の家庭教師と塾では、生徒さまが特別な入試を課す大学を志望される場合には、その大学についての情報を踏まえて必要なものを準備するサポートを行います。

大学入試情報の提供

ごきょうだいの入試経験があるならばまだしも、初めての大学入試経験になる場合には必要な情報が圧倒的に不足していることが多いです。入試科目や配点などの基本的な情報もそうですし、「もし、志望校を変える場合には代わりにどの大学が考えられるのか」「その大学の入試科目や配点は、替えが効く内容なのか」「国公立大学が第一志望だけれども、私立大学の入試情報やオープンキャンパスの情報も欲しい」ということは、十分に考えられます。

この場合、1対1で個別に対応している私の家庭教師と塾は、かなりのサポートを提供することができます。生徒さまごとに個別の入試資料を適宜、いくらでも作成いたしますので、ご家庭が大学入試のビギナーであったとしても、ストレスをなるべく低減した形で大学受験を迎えることが可能です。

対応科目について

国語、数学、英語といういわゆる「3教科」には特に力を入れていますが、必要と余裕を見て社会や理科など他の科目も指導し、また学習のサポートを行っています。

国語(現代文)

とりわけ文系にとっては生命線となる科目です。しかし、現代文読解と記述に必要なノウハウは(少なくとも今までは)十分に教えられてきたとは言い難い側面もあります。現代文は、正しく地道に努力していけば、徐々にですが着実に伸びていく科目です。なので、私の家庭教師と塾ではとりわけ文系(や文系をお考えの生徒さま)を中心に、現代文指導に力を入れています。

具体的には、現代文で必要な「イコール、対比、因果」関係といった論理関係についてまず使いこなせるようになってもらいつつ、長い一文を読むために一文を要点と修飾部分に分解できるように、技術面での指導をします。そして、読解に必要な漢字や熟語、背景となる前提知識についても指導し、自分のものにしてもらいます。そのうえで、徐々に読解問題、記述問題も取り入れ、添削や採点も丁寧に行います。

国語(古典:古文・漢文)

古文や漢文は、英語と違って「ある種の日本語」であることから、なんとなく読もうとしてしまいがちな科目ですが、それは誤っています。古典は、確かに現代日本語とも繋がっていますが、一つの独立した言語として考えて、単語や文法から勉強していくというやり方がおすすめです。英語と近い性質をもった科目ですが、英語よりもより短期間で成果を出せる科目でもあります。

古典の指導では、まず定評のある古典の参考書を使用して、古典の知識枠組みを頭に入れてもらいます。また、それと並行して古典(とりわけ古文)の単語も覚えてもらい、小テストも必要に応じて行います。そして、徐々にレベルに応じた読解問題に取り組んでもらい、採点基準を明示しながら添削するという現代文に近い勉強に移行していきます。

数学(文系数学、理系数学)

現在メインで教えているのは、数学IAIIBC(いわゆる文系数学)ですが、数学IAIIBIIIC(いわゆる理系数学)についても、市販教材を活用しながら教えることができます。数学は、それぞれの分野が一見独立しているように見える一方で、繋がっている要素もあり、最終的には問題の解法を複数考えたうえで選択する力まで求められます。理系の生徒さまにとって、生命線となる科目であることはいうまでもありません。

数学の指導では、解説が詳しくわかりやすい市販参考書と問題集を使用します。なぜなら学校教材は、解説がそこまで詳しくなかったり、あるいはそもそも学校のほうで解答と解説が回収されるということもあるらしいからです。これは非効率であるため、私の家庭教師と塾では解説をしっかり理解してもらったことを確かめながら、学習を進めてもらいます。

また、問題によっては複数の解法が考えられることもあり、その場合はいろいろな可能性を示したうえで、どの解法が合理的なのかを生徒さんと一緒に考えます。このように、「自分の頭で考える」「自分の頭で考えられるようにサポートする」ことが数学指導の狙いです。

社会(地歴、公民)

社会科目(「公共」含む)は、国公立大学を受験するのか、私立大学を受験するのかで学習のスタイルが大きく異なってきます。一般に国公立大学を受験する場合には、大学入学共通テスト対策を中心に行い、二次試験で記述が出題される場合であっても、細かな知識よりもそれらをまとめ上げる視点を身に着けることを優先します。他方で、私立大学の場合はそうもいっていられず、一問一答などで知識を入れていくことが最重要課題となることが多いです。

社会科目の指導では、生徒さまの志望校の求めている内容に応じて、指導スタイルや使用教材を変えていくことに力を入れています。記述問題については、丁寧に添削を行ったり、また暗記要素については暗記の確認とサポートを行ったりしています。

理科(理科基礎、理系理科)

理科においては、文系の方が学習する理科基礎と理系の方が学習する理系理科について、それぞれ適した教材のルートを考えたうえで、指導と学習のサポートを行っています。理科は、物理・化学・生物・地学の4分野それぞれで、計算中心なのか暗記の要素が強いのか、それとも両方の混合なのかということが結構違いますので、必要に応じてメインの参考書に加え、計算や暗記のできる問題集をプラスすることもあります。

理科は、理系の方にとっては数学と並ぶ生命線であり、文系の方にとってはなかなか手が回らない科目であると考えています。そのため、理系と文系のいずれの方であっても、時間を有効に使って学習できるように、教材ルートの指定とその進捗管理、サポートに力を入れています。

その他(情報、小論文など)

「情報1」など大学入学共通テストなど大学入試に導入された科目についても、教材を活用することで指導が可能です。

また小論文や面接、志望理由書やグループディスカッションなどといった入試についても、実際に準備した上で練習し、振り返って改善点を見つけるなど、いわゆるPDCAを意識した指導をしています。

さらに、総合的な学習の時間(呉三津田でいうGaya)などのレポート作成についても、そもそもどのように取り組むのが良いのか、書くのが良いのか、ということについて支援を行っています。