初めての方へ
このページでは、私の塾・家庭教師を含む教育サービスの概要について、初めての方向けにわかりやすく説明しています。
最初に「教育サービス(塾や家庭教師など)」自体がはじめての方向けに、基礎基本から説明し、次に「家庭教師は初めての方(塾などほかのサービスは利用経験あり)」を想定したご説明をし、それを踏まえて私の家庭教師と塾の立ち位置(特長)をご説明します。最後に、私の家庭教師と塾の料金設定の背景事情について、「なぜこの料金なのか」ということも含めてご説明します。
教育サービスそのものが初めての方へ
教育サービスをこれから初めて利用されるという方は、まず「教育サービスの(大まかな)種類」、及び「教育サービスで実現できること(意義)」と「教育サービスでは実現はなかなか難しいこと(限界)」について、知識を持たれるのがよいと思います。
教育サービスの種類
様々な名称の教育サービスがありますが、これらについては「1人の教師に対応する生徒さまの人数」という視点で整理するのが一般的です。
1人の教師が、1人の生徒さまを指導する場合、それは「個別指導」と呼ばれます。または、他の少人数指導と区別して「1対1(の)個別指導」と呼ばれることもあります。私の家庭教師と塾はこの形態です。
1人の教師が、2~3名程度の生徒さまを指導する場合、それも「個別指導」と呼ばれることが多いです。しかし、1人の先生により多くの生徒さまが習うため、それだけ1人の生徒さまあたりに教師が割ける時間は減ります。
1人の教師が、数名~10名程度の生徒さまを指導する場合、それは「少人数指導」「少人数授業」と呼ばれることがあります。この規模以上になると、生徒さまが先生に個別に質問したり、教師が生徒さまの状況を個別に把握するのは大変になります。
1人の教師が、10数名以上の生徒さまを一斉に指導する場合、それは「一斉指導」「集団授業」と呼ばれることがあります。この規模の指導は、学校の一般的な授業と同じであるため、イメージがわきやすいかと思います。
ちなみに、「家庭教師」ですが、これは「教室指導」の対義語だと思っていただければわかりやすいです。すなわち、指導する場所の違いですが、家庭教師の場合ほとんどの場合は、教師1人に対して生徒さま1人です。ただ、指導する場所が生徒さまのご自宅などであるため、よりリラックスした雰囲気になることが多いです。
どの形態の教育サービスがよいのか?
一般論としては、生徒さまの自習する習慣や、大人数でも緊張せずに質問できるか、という要素に応じて最適な教育サービスの形態は異なります。なので、何が向いているのかは、生徒さまを見てみないとわからない、というのが実情です。
ただ、費用(授業料)という意味では、ある程度「正解」といいますか、「一定の事実」はあります。1人の教師に対する生徒さまの人数が少なければ少ないほど、授業料は高くなる傾向があります。他方で、1人の教師に対する生徒さまの人数が多ければ多いほど、授業料は廉価になる傾向があります。
ちなみに、授業料というトピックについては、このページの最後のほうで「なぜ、高価な教育サービスと、廉価な教育サービスとがあるのか」という背景について、上記の人数以外の点についても触れていますので、よろしければそちらもご覧ください。
教育サービスの意義
私の家庭教師と塾のような教育サービスでは、主に「授業」「指導」と呼ばれるサービスをご提供します。教育サービスの提供形態はさまざまですが、「集団」と「個別」あるいは「科目の内容の指導」と「勉強方法そのものの指導」などに分けることが可能です。
これによって実現できるのは、まず「科目について、(専門的に教えている人しかなかなか知らない)知識をわかりやすく説明してもらえること」です。また、経験のある教師の場合には、「実際に生徒さまが理解したかどうかの確認」もしっかりと行います。
また、「勉強方法そのものの指導」というのは、例えば「一日、一週間、一か月」の勉強計画の立案や、勉強時間の確保方法(勉強場所の変更の提案)や、教材学習の場合、教材をどの順番でどのくらいのペースでこなすのか(いわゆる「教材ルート」)ということの指示や、その指示通りにうまくできているかの確認や、よりうまくいくためのサポートなどを意味します。
教育サービスを利用する醍醐味は、ご家庭がご自身で教えるのではなかなか難しい内容を、教師がわかりやすく説明し、さらに生徒さまが理解しているかどうかも含めてフォローがあるところだと思います。また、勉強法について一定の蓄積がある教師のほうが、将来を見据えて計画的に行えるでしょう。
このように、教育サービスには様々な「よい側面」があり、私もこういった教育サービスが今まで培ってきた「あたりまえ」を決して軽視せず、むしろ「あたりまえ」にこだわった家庭教師や塾を目指しています。
教育サービスの限界
他方で教育サービスには、なかなか実現が難しいこともあります。
例えば、「生徒さまの性格の矯正」などがその典型例です。教師も生徒さまの抱えている問題の解決には取り組みますが、あくまで効果があるのは「生徒さまがその問題の解決を望んでいる」場合に限られます。生徒さまご自身が、学習して成績を向上させることに対して価値を感じていない場合には、教師は結構苦労、というか精神的な負荷がかかります。ご家庭(保護者)の方と生徒さまご自身の間に温度差があるからです。
なので、最低限、教育サービスを利用する前には「生徒さまの(暗黙でもいいですから)合意」を得てからにしていただくと、大変スムーズになります。
また、一度「やる!」と決めたからには、それをできるだけ貫いて頑張ってもらいたい、というのも教師の希望としてはありますが、「やる気」については山と谷がありますので、そこまで深刻にとらえる必要はないかなと思っています。
ほかでもおそらく書きますが、私は最も大切なのは「素直さ」だと思います。「素直さ」はやる気と比較して、その人の中での変化が少ない要素だと思いますので、「素直な生徒さまほど伸びる」というのは、ある意味本当のことを言っているのかもしれません。
家庭教師が初めての方へ
ほかの教育サービス(塾など)を利用されていたけれども、家庭教師は初めてである、という方は結構多いのではないかと思います。というのは、「集団塾」→「個別指導」→「家庭教師」というような、徐々に教師1人当たりの生徒さまの人数が減っていくような感じで、教育サービスを経験される方が多いのではないかと推察しているからです。
一般に家庭教師は、生徒さまのご自宅に伺います。また、指導も基本的には1対1のものが多いので、それに付随する疑問点などについて、あくまで私の家庭教師と塾が基準ですが、お答えします。
集団授業でうまくいかなかった方へ
失敗の要因を分析することは、あまり気分の良いことではありませんが、重要です。生徒さまはなぜ集団授業ではうまくいかなかったのか、という原因を考えてみることが、実は最初にすることです。
もしも、その要因が集団授業に起因する(が家庭教師にはあまりない)要素である場合には、家庭教師でうまくいく可能性が高いです。例えば、集団だとなかなか質問できなかったり、自分の苦手なところのフォローが薄かった、ということが要因であるならば、そこにしっかり取り組んでくれる家庭教師が向いています。
逆に、その要因が上記の「教育サービスの限界」に起因するものである場合、家庭教師にしたからと言って問題が解決する保証はありません。例えば、生徒さまに夢や目標が希薄だったり、そもそも性格が「素直」でなかったりするなど、このような要因であるならば、まずはご家庭で取り組まれるか、あるいは家庭教師を依頼されるにしても、家庭教師と保護者と生徒さまがそれぞれ連携して頑張る覚悟が必要になるでしょう。私の家庭教師と塾では、単なる勉強に関するインプットやアウトプットのほかに生徒さんとの対話を通じて自信や将来のビジョンについて深める時間も持ちます。
家庭教師は高価なサービスだと考えている方へ
家庭教師の料金は、1時間当たりなどで設定されていることがほとんどです。場合によっては、単位が1時間でないこともありますが、おおむね1コマが2時間程度であることが多い(が、場合によっては長時間指導のこともある)ことを考えると、1時間当たりで比較することを推奨します。
そうすると、最近は意外と廉価で家庭教師を頼む(雇う)ことができることが、お分かりになると思います。ただ、一般的には家庭教師の1時間当たりの費用は、(今の物価を考えれば)2,500円程度はあった方が、ご家庭と生徒さま双方にとってよいです。
その他「家庭教師」に関する知識
- お茶やお菓子といったものは、無理に出す必要はありませんが、個人的には「長時間喉を使う仕事」であることを考えれば、お茶を出していただくと大変感謝しながら飲みます。
- 教材は内容や金額をきちんと確認しましょう。教材販売のほうがメインな(で教師はなるべく安くしている)業者もあったりするかもしれません。
- 塾専用教材は、塾関係者しか購入できません。しかし、有名なものは検索すればすぐ出てくるので、教材タイトルを聞いてみるといいでしょう。また、1冊あたりの金額は市販教材とほぼ一緒です。
- 無料の体験授業などは興味を持ったなら受けてみることをお勧めしますが、そのあと営業を受けることを考えると、きちんと考え調べたうえで申し込むのが、お互いにとってよいです。
- 家庭教師や学習塾は、特定商取引法の定めるところにより、概要書面や契約書の交付が義務付けられ、またクーリングオフ制度などもあります。きちんと内容を確認し、契約しましょう。
私の家庭教師と塾の立ち位置
私の家庭教師と塾(「家庭教師の白井」)は、1対1の個別指導を大切にしています。それは、1対1でなければなかなか教師と生徒さまとの信頼関係は生まれないと考えているからです。
当たり前ですが、教育というのは最終的には「人」そのものです。つまり、信頼関係がないと、教師の言っていることがいかに論理的で筋が通っていても生徒さまの耳には入らないのです。なので、私は生徒さまとの対話を大切にしています。
ちなみに、私自身は生徒さまについて、勉強ができなかったり、問題が解けなかったりということについては、特になにか悪いことだとは思っていません。それは、風邪などの病気と一緒で、具合が悪いからといって、その人が悪いというわけでは(ふつうは)ないからです。なので、教師として一生懸命その「苦手」「解けない状態」を治療しようと試みます。
このように、私の家庭教師と塾は「甘め」の要素が結構強いですが、他方で「学習時間が絶対的に足りていない」などの「量」の問題にも真剣に取り組んでいます。例えば、「学習の仕方を教えてほしい」とおっしゃっていても、実際には「学習時間があまりにも少ない」という場合は結構あります。このような場合は、学習場所を家以外の場所にしてもらったり、必要に応じて私の教室で強制的に自習してもらったり、というような対応をすることがあります。
とはいえ、「馬を水際に連れていけても水を飲ませることはできない」ということは本当です。また、本人が嫌がっているのに無理やり勉強させるのは、あまり経済的だとは思っていません。なので、「素直な生徒さま」に対して、勉学を難しいものにしている要因を一緒に考え、その要因を一つ一つ摘み取っていく、というようなそういう「あたりまえ」を大切にした授業設計、指導スタイルにしています。
料金設定の背景事情
授業料を設定する要素は、本当に多岐にわたります。なので、まずは「家庭教師の授業料の仕組み」について、「なぜ高価な家庭教師サービスと、廉価な家庭教師サービスとが共存しているのか」ということについて、触れることにしたいと思います。
結論から申しますと、「いいサービスは高いが、高いからと言って絶対にいいと断言できるわけではない」ということです。「授業料が高い」ということは、大体は「教師の待遇がよい」ということですが、純粋にそうとは言い切れません。というのは、授業料がそのまま全部、教師の収入になっているとは限らないからです。
例えば、いわゆる「家庭教師センター」「家庭教師派遣業者(サービス)」を利用した場合、ご家庭のお支払いいただいている授業料のうち、(もちろん業者によりますが)半分くらいは教師の収入以外に使われています。それは、その教師が所属する(派遣元の)業者における広告宣伝費や、他の事務方の人件費、その他それぞれの業者の存続のために使われています。
このことは、一概に「よくないこと」だとは言い切れません。というのは、そうしたしっかりとした(教師以外による)サービスに期待しているお客様もいらっしゃるからです。ただ、教師以外がどれくらい教育サービスの質に貢献しているかは、それぞれの業者次第なので、お客様によっては「教師の質にすべての費用をかけたい」と思われるかもしれません。
実際、最もシンプルである「個人契約の家庭教師(私もその1人です)」の場合、ご家庭のお支払いいただいた授業料がそのまま教師の売り上げになるので、「教室の質にとにかくこだわりたい」というお客様や「なるべく低コストで家庭教師をつけたい」とお考えの方は、個人契約が向いているといえます。ただし、他方で個人契約の家庭教師は千差万別であって、人選の責任はすべてご家庭が負担しなくてはならないところが難点といえば難点でしょう。
どんな形態の家庭教師がおすすめなのか?
私も「家庭教師ビギナー」であったことが(当然ですが)あったので、それを踏まえて私の考えを述べます。ある程度、ご家庭の人選能力に自信があるという方は、個人契約で手間を多少かけてでも教師を選んだ方が長続きすることが多いです。それは、料金面も当然ですが、派遣業者というあくまで他人が選んだ教師よりも、ご家庭が責任をもって選ばれた教師のほうが、いろいろな意味で信頼関係が深まるからです。
他方で、人選をすべて業者にゆだねる、というのも一つの考え方です。ただ、その場合は人選のコストを教師の人件費に上乗せするという形で支払わなくてはならないという、別の意味での責任が生じます。
なので、「絶対的な正解」というものはありません。ただ、それではあまりに無責任ですので、私個人の好みを言わせてもらいますと、ある程度経験と実績のある家庭教師と個人契約を結ぶのが、トラブルの可能性も抑えられ、同時により低コストでよい教師を獲得できるので、時間と労力に余裕のある人はそちらでお願いしたいと思います。
私個人の家庭教師の料金論
私の家庭教師と塾は、「わかりやすく、利用しやすく」をコンセプトに授業料を設定していますが、決して最高値を狙ったり、最安値を試したり、といったことはしていません。あくまで、標準的な利益になるようにしています。ただ、それでもプロ家庭教師としてはコストが安めなのは、他の業者を仲介していていないことはもちろん、広告宣伝費をほとんど使っていないからです。私が固定で支出する広告宣伝費は、このホームページのドメイン代とサーバー代くらいで、たまに名刺を印刷したりポスターの印刷を地元の広告会社にお願いしたりするくらいです。なので、かなりランニングコスト(経費率)は低いです。
もちろん、この状態で授業料を高く設定することもできなくもないですが、そうすると「家庭教師というサービスの魅力」が一部の限られた人だけのものになっていしまうのが、個人的にあまり良いと思っていません。「よいものを合理的な価格で」というのが私のコンセプトです。
また、もっと安く設定しても赤字にはなりませんが、そうすると逆に教師が軽く見られたり、教師自身の持続可能性にも影響があるので、これもまたよいと思っていません。なので、「ちょうどよい中庸な価格設定」を目指しています。