膨大な夏休みの宿題への対処方法

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地域によっては、宿題が少ないこともあるようですが、呉市の小中学校の場合、夏休みの宿題は膨大であることが多いようです。

夏休み専用のワークが宿題になったり、作文など各種コンテストへの応募が義務付けられたりと、呉市の小中学生は夏休みでも多忙です。

しかし、すべての課題をのんびりやっていては、いつの間にか提出日が近づいて焦ることになります。

そのため、宿題は計画的にこなす必要があります。

以下では、夏休みの宿題に対する対処法をまとめました。

計画にはゆとりを持つ

計画を立てることは、それ自体非常に有意義なことですが、計画の立て方には工夫が必要です。

まず、「細かすぎる計画」と「おおざっぱすぎる計画」は避けましょう。

具体的に言えば、1日ごとや1月全体(夏休み全部!)について、計画を立てることは計画倒れの危険があります。

反対におすすめなのは、「1週間単位の計画」です。

1週間単位で「今週は何をどれくらいやるか」を決めることによって、たとえある1日計画通りにいかなかったりしても、別の日で調整する気になります。

量としては、「1週間フル:7日間全力でやってやっと終わる量」をまず想定して、「その5日分」を1週間全体でやるようにするとよいでしょう。

提出期限に注意

自分のペースで進める自主学習と違って、夏休みの宿題には提出期限があります。

また、課題によっては提出日が早いものもあるため、そういうものは優先して終わらせる必要があります。

こうした、提出日の管理について、中学生の中には苦手な方もいらっしゃるため、保護者の方や可能ならば家庭教師や個別指導塾の先生がやることをお勧めします。

全ての問題を全力でやる必要はあるか?

時間が無限にあるならば、すべての問題を納得がいくまでやり続けるのもよいですが、現実はそうではありません。

また、1つの問題集の中でも問題のレベルや分野は多種多様であり、またそれを解く生徒さんのレベルや得意分野・苦手分野も多種多様です。

そのため、「自分の実力だとどう考えても無理」な問題や、反対に「自分の実力では簡単すぎる」問題は、そこまで力を入れる必要はないと思います。

反対に、「自分の実力に合った問題」や「頑張れば解けるようになる問題」には力を入れるべきでしょう。

 

このように、問題集の中でも「何を特にやるべきか」という選別作業が必要になります。

そうした作業は、中学生・高校生の生徒さん1人では難しいことも多いため、理想的には家庭教師や個別塾の先生に「今やるべき問題」を考えてもらうのが良いでしょう。

保護者や家庭教師と一緒にやってみる

1人で進めるのは、難しい課題、時間がかかりすぎる課題もあります。

例えば、人権作文や税の作文といった作文課題、自由研究、総合的な学習などがこれに当たります。

※「人権作文」や「税の作文」の攻略については過去記事をご参照ください。

 

そのため、やり方や内容も含め、誰かのサポートを借りたほうが他の課題に振り分けられる時間が長くなります。

おすすめは、繰り返しになりますが、家庭教師の先生だと思うのですが、保護者の方のほうが長い時間をとれる(ことが多い)ため、協力するのもありだと思います。

また、5教科の宿題についても、家庭教師の先生と一緒にやることで、かなり学習効率や処理効率が上がります。

難しい問題の質問に答えるだけではなく、現在の理解度や成長曲線などを考えたうえで、指導ができるからです。

 

そのため、夏休みは学校に行かない分、そうした教育サービスの利用状況が生徒さんの成長に影響する時期だといえます。

友達と一緒に勉強するべきか?

個人的には、友達を一緒に勉強することはそこまでお勧めしていません。

というのは、どうしてもなまけたり遊んでしまう原因になってしまうからです。

 

また、作文やレポートなどの個人の創造性を試すような宿題については、一緒にやってしまうことで、内容が似通ってしまうというリスクも生じます。

そのために、提出時に大幅減点になる可能性もありますから、気を付けなくてはなりません。

 

ただ、もしも本当にモチベーションが上がり、自分の学力向上につながるならば、やってもよいと思います。

例えば、「誰かに教える」という試みは、学力がついているかを試す絶好の機会であるため、夏休みにそれをやるのもありでしょう。

集団の学習塾で追加の課題を出されるリスクに注意

家庭教師や一部の個別指導塾の場合には、それら教育サービス独自の教材を買わなくても、学校課題のみを対象にやってくれますが、集団塾の場合には必ずしもそうではありません。

実際に、塾用教材として、学校課題のような夏休み用ワークも売っていることですから、それらを夏休みの講習で利用する塾も多いです。

しかし、学校課題が少なすぎるような地域ならまだしも、呉市の場合には上述の通り、非常に大変な量の課題が出ることから、そちらのサポートをしたほうが良いと思っています。

そのため、夏期講習で学力アップ!ということで、集団塾に通う場合には、追加の塾課題まで追加で終わらせられるか、ということに留意する必要があるでしょう。

総括:夏休みこそ家庭教師を活用するチャンス

夏休みは、学校がない分、個人でどういう学習をしたのか、ということが2学期以降の学力に大きく響きます。

そのため、1人で工夫して学習することに限界を感じているのならば、家庭教師や優秀な個別指導塾の先生を探すことを推奨します。

また、呉市固有の事情として、課題が非常に多いことが挙げられますから、そうした事情も加味して追加の課題を出さず、学校課題のみを集中してやってくれるような教育サービスが理想的です。

※もちろん、学校課題が余裕をもって終わった場合には、英検や漢検などの学習に時間を使うことも考慮してもよいでしょう。