長時間授業のやり方と価値

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呉市の家庭教師の白井は、一般的な家庭教師・個別指導塾よりも長時間授業を行っていることが多いです。

一般的に、家庭教師・個別指導塾では、1コマが2時間程度(あるいは、1時間半:90分)で組まれることがとても多いのですが、それで「足りる」かどうかは人によります。

私の担当する生徒さまの場合には、明らかに「足りない」ことが多いと考えているため、長時間授業を行っているというわけです。

※これに関する料金的な話は最後のあたりでします。

今回お話ししますのは、長時間授業を実施する場合の時間配分、すなわち休憩をどう挟むか、ということです。

また、長時間授業をすることによって、実際(短時間授業しかしない場合と比べて)どのような価値があるのか、ということについてもご説明します。

長時間授業実施時の時間配分

いくら3時間や、4時間、あるいは5時間の授業を実施するといっても「子どもの集中力が持たないのでは?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

実際、人間の集中力は90分くらいしか続きませんし、それ以上連続してやっても効率が大きく低下します。

そのため、途中でうまく休憩をはさみ、頭をリフレッシュする必要がある、というわけです。

※この「間」の取り方ですが、熟練した家庭教師・個別指導塾の先生ほど、細かいものも含めてうまいような気がします。

 

理想的な休憩時間の取り方は、次のようなものです。

  • 90分キッチンタイマーをセットして、90分集中して学習する。
  • タイマーが鳴ったら、15分キッチンタイマーをセットして、休憩する。
  • タイマーが鳴ったら、90分キッチンタイマーをセットして、90分集中して学習する。
  • (以下、繰り返し)

というものです。

実際、大学の授業なども90分で組まれているところも多いですし、また小学校の授業はちょうどこの半分の45分で設計されています。

ですから、90分というのは、あながち適当な数字ではなくて、合理性のあるものだと思います。

 

また、私の生徒さんで、勉強が苦手という方がいらっしゃったのですが、その生徒さんの場合であっても上記のリズムで授業をすると、意外なほど集中できたようです。

ちなみに、その生徒さんの授業時間は5時間でしたので、かなりの長時間集中して学習する習慣が(少なくとも週1回は)ついたという事です。

長時間授業の価値

家庭教師・個別指導塾は、業者を介するものであれば、ほぼ例外なく2時間くらいがマックスであり、それ以上の授業時間はなかなか設定されることはありません。

※やり方としては「2コマ分一気に消化する」というものがあるくらいでしょうか。

しかし、実際には長時間授業(90分+15分のセットの繰り返し)が必要な生徒さんは、結構いらっしゃるのではないかと思います。

 

どのような生徒さんが、そうした授業が必要かと言いますと、PDCAサイクルで言う「D(実行する)」の部分が自分ではできない、という生徒さんです。

要するに、勉強計画を立てたり、それを確認したり、改善したりするということは、比較的短時間で実行可能です。

※1コマ1時間しか授業しない、という家庭教師の先生は、こうしたタイプだと思われます。

 

しかし、実際に「勉強を実行する」という段階になると結構膨大な時間を消費します。

よく、「家庭教師・個別指導塾をつけたけれども、実際には学校課題などをやることに時間をとられてしまい、教えてもらえない」という声を見聞きすることがあります。

これについて考えると、確かに「教える」ことを家庭教師・個別指導塾のメインだと考えると、課題をやっている(のを先生が監視している)のは、明らかに無駄です。

※これに関しては、料金的な部分も大きいのではないかと推察しています。

※とりわけ、呉市の高校、中学校では課題が多めに出ることから、上記の問題は避けられないのではないかと思っています。

 

ただし、単に答えを写しているとか、課題をやろうとしたが居眠りしてしまったなどの事態が生じたならともかく、まじめに課題をやって時間が経ったのならそれはそれで意味があるのではないかと思います。

問題は、それに対して時間がかかりすぎて、「貴重な」家庭教師・個別指導塾の授業時間を消費してしまうことにあると思うのです。

逆に言えば、家庭教師・個別指導塾の授業時間がそれを補っても余りあるほど長時間であり、またご家庭にとって合理的な料金であれば、よいのではないでしょうか。

 

実際に、「PDCA」の中で、最も精神力が必要なのは「D(実行する)」の部分です。

この部分もサポートできてこそ、家庭教師・個別指導塾の価値があると思っています。

長時間授業の料金設定事情

とはいえ、業者を介して家庭教師・個別指導塾を頼んだ場合、長時間授業を実施するとご家庭にかなりの負荷がかかります。

なぜかといえば、人件費がそれだけかかりますし、また教師の給料×2くらいの授業料が発生するからです。

そのため、長時間授業を合理的な範囲の価格で依頼するには、個人契約で契約条項を工夫するしかありません。

 

例えば、私の家庭教師・個別指導塾である家庭教師の白井においては、「授業料の上限金額を設ける(月額)」、「2時間を超過する授業料を割引する」などのサービスを行っています。

※例えば、毎週金曜日に午後3時から午後8時までの5時間授業を行って、月額3万円といった料金事例があります。

※他には、開始2時間までは1時間2,500円(呉市三条教室での場合。家庭教師の場合は3,000円)だけれども、開始2時間以降は2,000円/時(教室指導、家庭教師、共通)という料金事例もあります。

 

このような条項を設定できるのも、私(白井:経営者)が「価格決定権」を持っているからです。

一般的な家庭教師・個別指導塾の講師は、価格を決定することができないため(業者側が決める)、上記のような融通をしたくてもすることができません。

 

しかし、実際には、上記で述べたような長時間授業を必要としているご家庭は存在すると思いますし、また長時間授業のほうがよいケースも結構あるでしょう。

そのため、長時間授業に対応した家庭教師・個別指導塾として、家庭教師の白井は強みを発揮できるものと思っています。

総括:長時間授業を活用して、学力と学習習慣をつけよう!

上記のように、長時間授業は、その実施のめどさえあれば、非常に「刺さる」システムだと思います。

もしも、ご家庭で「もっと長時間授業をしてもらえたら、学習意欲も高まるのに…」とお考えの場合には、そういった融通の利く、個人運営の家庭教師・個別指導塾を活用するとよいでしょう。

また、実施に当たっては、休憩時間の確保も大切にしてください。