家庭教師の白井|国語・現代文カリキュラム
国語・現代文カリキュラム 「構造を考えて読解・記述する」
国語にも数学や英語と同様に、勉強法・教え方があります。
家庭教師の白井では、文章を正しく「読み」、解答根拠を理由付きで「見つけ」て、記述解答を型を考えながら「書く」ことを指導しています。このカリキュラムの要点
- 国語は「センス」だけではない
- 読解・記述は、「読む」「見つける」「書く」の3本柱
- 実際の授業での教え方(ご家庭でも応用できます)
- 定期テスト・入試・小論文への取り組み方
- 使用することが多い教材紹介
1 基本的な考え方:国語は「センス」だけでは決まらない
国語は苦手な人がいきなり明日から100点を目指せる科目ではありませんが、他方で訓練によって伸ばすことができます。 これはある意味、数学や英語など他の科目と同じであり、国語は「母国語」を扱うという性質上、誤解されていることがたまにあるというだけなのです。 国語で必要なのは、一文一文を文法的に正しく読むという「木を見る」力と、全体の構造をちょうど鳥が空から大地を見下ろすように(俯瞰的に)読むという「森を見る」力の両方です。 そして、国語にも「暗記」の要素があり、それは漢字や語彙だけではなく、文章の論理的な構造やテーマについての背景知識も含んでいます。 つまり、国語の長文問題は毎回新しい文章が出ますが、それは「アドリブ」で対処するだけではなくて、あらかじめ「備える」ことによって初見の文章に出会った時の負荷をできるだけ小さくすることができます。 国語の勉強とはまさに「木を見て森も見る」ということができるための「備え」をしておくことであり、前述のとおりこれは学習で身に着けるものです。2 このようなお悩みに対処します
生徒さまのよくあるお悩み
- 数学や英語は塾に行っているおかげで比較的取れるが、国語はなかなか得点できない。
- 自分で参考書や問題集を探したり買ったりしてやってみるものの、続かない。
- ネット上や参考書で「国語の勉強法」を探してみるものの、書いてあることが抽象的で、「じゃあ今何をやるのか?」が分からない。
- 記号問題はたまに正解するが、なんで正解(不正解)なのかがあいまいである。
- 記述問題は何を書くかが分からず、テストで出題されても飛ばしてしまう。
保護者さまのよくあるお悩み
- 数学や英語などの他の科目は教えられるが、国語の教え方が分からない。
- 国語力が重要(社会や仕事などで)と思っているため、今のうちに国語力をつけさせたい。
- 学校課題(ワークなど)や市販問題集をやらせているが、結果が見えない。
- 国語の答案用紙を見ると記述問題が白紙である(または模範解答とかなり異なる)ので、本当に文章を読んでいるかが不安になる。
3 家庭教師の白井の国語指導:3つの柱
国語指導に当たっては、次の3つを分けて考えることが重要です。1つ目:本文を正しく「読む」力
文章は全体の構造を念頭に書かれています。 文章を読む側としては、そのことを前提にして出来る限り文章全体を見渡して読む必要があります。 そこで必要になるのが、文章読解の前提知識です。例えば、多くの文章では「比較(対比)」の考え方が使われています。何と何をどう比べているのか、ということを接続語などを手掛かりに明らかにします。また、具体例や比喩表現は一般論(抽象化)とセットで考えることが重要です。具体例や比喩表現を見たら、「これは後で言い換えられるな」と思わなくてはなりません。 ここで、活用できるのがマーカーペンです。自分が文章をどう構造づけて読んでいるのかということを視覚化できるからです。また、教師としても「生徒さんがどう読んだか」が視覚化できるため、教えるポイントを絞りやすくなります。 国語学習でのマーカー活用2つ目:解答根拠を理由付きで「探す」力
解答根拠には理由が必要です。 これが、あいまいだと国語の学習が場当たり的になります。 そこで必要になるのが、解答根拠を本文箇所を示しながら説明する練習です。例えば、選択問題では消去法で解くことを勧めていますが、それぞれの選択肢を「本文に矛盾する箇所がある」とか「本文では触れられていない」などの理由で消す必要があります。つまり、正しく「読む」ことが前提であり、そのうえで設問の選択肢と照らし合わせる力が必要になるというわけです。 ここでも活用できるのがマーカーペンです。自分が解答根拠だと思っている箇所を マーカーペンで見えるようにすることで、たとえ正解と異なっていたとしても後で復習して修正していくことが可能になります。3つ目:型にあてはめて答案を「書く」力
文章からキーワードを書きぬくことができても、答案の形にするには文章構成の力が必要です。 もしも解答根拠はあっていても、解答にしたときに減点になっているならば型にあてはめて書く練習をしましょう。 そこで必要になるのが、「型(テンプレ)」の知識です。もちろん、すべての問題が「型」通りにいくかどうかは別問題ですが、まずはとにかく型を覚えて型にあてはめて書く練習をしてください。そうすることで、型通りにいかない問題に対しても「まずは、その問題にぴったりな型を考えて、そのあと細かいことを考えよう」というように対応できます。 また、国語の問題文を(本文とは別に)読み解くことも型の学習に役立ちます。 国語の問題文の読み方4 実際の授業で行うこと
授業で国語を教える場合には、下記を組み合わせます。1つ目:一文を正確に読む練習
これは、あまり深入りすると本文を読む時間がなくなるので必要な時に補足する形でやります。とはいえ、一文が長いと筆者がそこで言ってることがわからなくなることがあるので難しい説明文などでは、一文の理解を補強するところからやることもあります。2つ目:本文にマーカーを引きながら読む練習
自分がどう読んだかをマーカー引きという形で残すことは重要です。答えを見て「正しい読み方」が分かってからだと、自分がその文章をノーヒントで読んでいるときの感覚を忘れてしまうからです。もしもこの段階で「木を見て森を見ず」の状態になっているようだったら、早めに修正します。3つ目:解答根拠を理由付きで見つける練習
選択問題を中心に「どうしてそれが正解(または誤り)になるのか」ということを考えて、説明してもらいます。ここでもマーカーが役に立ちます。もちろん、ここで完璧な説明ができなくても大丈夫です。むしろ生徒さんの考え方の特徴が分かれば、それをもとに注目するところを教えていけます。4つ目:まずは型通りに書く練習
型については知識ですので、その問題で使う型を覚えてもらいます。そのうえで、あてはめる内容を今までの読みとマーカー引きをもとに考えてもらい(思いつかない場合は、指定します)、「型にあてはめれば答えが書けた」という体験をしてもらいます。慣れてきたら、この一連の流れをなるべくノーヒントでやってもらいます。5つ目:学校の定期テストが近づいたら
学校の定期テストでは出題される文章が決まっています。 初見の文章を相手にするわけではないため、学校ワークの「あらすじ」や、教科書の段落要約を覚えてもらいます。 また、設問になりやすい箇所については、答えを書くまでの一連のプロセス(傍線部周辺を読む→根拠を見つける→型通りに書く)を繰り返し練習します。 また、学校の定期テストでは聞き取りテストや文法、漢字の問題も少なくないことから、これらについても繰り返し練習することで、当日の負荷を減らします。 国語の学校ワークは“解答解説”を暗記すると伸びる6つ目:入試問題や模試、小論文課題などへの対策
志望校や試験の日程などが決まっている場合は、それぞれの過去問を活用して初見の問題に備えつつ、よくある出題パターンに対応できるように演習をします。 ここで重要なことは「出題文章が未定だからノーガードで挑む」のではなく、「どんな文章が出るかわからないなりに、一般的な読み方の練習をしたり、書き方の型を身に着けたりということをして出来る限り備える」ということです。 広島県公立高校入試の過去問対策については、次の記事も参考にしてください。 広島県公立高校入試|過去問の進め方(正答率で復習を絞る)5 学年別の指導イメージ
生徒さんのレベルは様々ですから、小学生だからと言って基礎に集中というわけでもなく、中高生だからと言って応用ばかり、というわけではありません。ただ、学年別のイメージとしておおよそ私(白井)はこう考えている、という目安にしてください。小学生
小学生の場合は基礎をわかりやすく徹底することがとても重要です。逆に言えば、この段階で国語の読み方・書き方の基礎ができたならば中学や高校での学習がとても楽になるでしょう。例えば、対比(比べる)の考え方、具体例と抽象化(言い換え)の関係などについて、かみ砕いて解説します。また、語彙については、「辞書の意味」と「本文での意味」は違うこともあることを教えます。 また、中学受験生の場合には志望校のレベルや通われている塾などに応じて、学習負荷を上積みするのではなく、過去問や塾の教材の理解を深めるように量より質を重視した指導を心がけています。中学生
中学生で国語が苦手な人は、だいたい教科書の説明や学校の国語ワークでの演習を持て余していることが多いです。そのため、新しく教材を追加することもあるものの基本は学校の授業理解をサポートします。具体的な手法は、上記の小学生と同じような読解の基礎基本をシンプルに教えたり、文章や段落の要約を暗唱してもらったり、マーカーペンを活用して文章をブロックで読む練習をしたり、などです。 「何を書けばいいかわからない」から私立・公立W合格へ|中学生の学力を伸ばした方法高校生
高校になって国語(現代文)に苦手意識を持つ人は、おそらく国語力はそこそこあったものの、高校になって文章の抽象度が上がったことで、「読めない」から「書けない(選べない)」という状況になっていることが多いように見受けられます。ただ、あいまいな読み方が原因であることは多いと思います。そのため、読み方・書き方について小中学生のように基本を教えることに加え、文章のテーマ(キーワード)についても背景知識を様々な媒体(参考書、動画、または私が直接説明)を通じてしっかり理解してもらいます。6 使用することが多い教材
まず「国語長文難関徹底攻略30選」は、最も使用頻度が多い教材です。 この教材には難関高校の入試過去問が載っていますが、いずれも頻出の著者による文章です。また、特筆すべきは解説の詳しさです。とりわけ、記述問題ではどういう要素で書き、それぞれの要素はどうやって読み取るのかを丁寧に解説しています。そのため、中学生を中心に高校生を含む幅広い人々に勧められます。「中学入試 国語 塾技100」は、中学受験を想定した教材です。 この教材では対比関係や類比関係、因果関係(原因・理由と結果)といった文章読解に不可欠な要素がわかりやすく解説されています。そのため、余裕のある方には使用することがあります。
「現代文レベル別問題集」や「上級現代文」は、高校生を対象とした大学受験対策問題集です。 これらの教材では、一般的な読解テクニックに加えて本番での得点力を高めるための、採点ポイントや選択肢を切っていくポイントがとても詳しく解説されています。また、その前提である「正しく読む」ことについても解説が丁寧です。
私の考える「よい国語教材」とは、1)素材文が洗練されているものであること、2)解説が後講釈ではなく、問題を解く側の気持ちを考えてわかりやすく書かれていること、です。また、学校ワークもできる限り活用します。
7 体験授業(初回相談)で出来ること
国語の力は一朝一夕には伸びませんが、正しく教えて訓練すれば伸びていくと思っています。この考えのもと、体験授業(初回相談)では次のことを行っています。
- そもそも抱えている問題が「読み」なのか「書き」なのかの把握
- 国語の記述答案を普段どうやって書いているのかの確認
- 上記を踏まえて、簡単に実践できそうな「記述の型」のご紹介と簡単な練習
- 選択肢問題において、選択肢の絞り込みや決定をどのように行っているかの確認
- 上記を踏まえて、選択肢問題への取り組み方のご提案
- 教科書・学校ワークやその他問題集をどのように活用しているかの確認
- 上記を踏まえて、学校の定期テストや模擬試験にどのように備えるのか、についての整理
問題の原因を特定して、手持ちの教育資源と時間をどのように振り分けて、どのような結果を目指すのかを決める、ということを国語にもそのまま当てはめるというのは家庭教師の白井の基本的な考え方です。
8 よくある質問
Q. 国語は本当に伸びますか?
国語は母国語で考える力、表現する力を伸ばすという性質上、すぐに伸びを実感できるとは限りません。一方で数学や英語のように「覚えること」で考える力や表現する力を伸ばせるという側面もあります。そのため、ある程度腰を据えて国語に取り組むことで、中長期的に国語の力を伸ばすことは可能だと思っています。Q. 読書をすれば国語は伸びますか?
読書は国語に関係あるか、ないかというのは人によって多少意見のあるところです。私の意見では、読書をすることによって語彙力が身についたり、活字に対する抵抗感を減らして親しみやすくする、という利点を得られるため、国語が伸びる一因にはなると思います。他方で、「構造を考えながら読む」練習や「型どおりに書く練習」というのは普通読書では行いませんから、読書だけでは国語力は完成しないと思います。そのため、読書は国語力強化と関係していますが、それだけでは十分ではないというのが私の意見です。Q. 学校ワークだけでも対策できますか?
学校ワークだけでは不足を感じ、塾用のワークを活用していたこともかつてありますし、今でも場合によっては学校ワークプラスアルファで何かを利用することもあります。しかし、学校ワークだけでも情報量は多く、これに学校のノートやプリントなども組み合わせれば、かなりのことができます。とはいえ「場合による」ところが多いので、ご相談いただければと思います。Q. 高校生の現代文にも対応していますか?
はい、対応しています。高校の現代文は中学までの国語と違い、語彙やテーマが高度になっており、そもそもの「読み」で苦戦するがために、記述問題や選択問題で苦しんでいる方が多いという印象です。そのため、高校の現代文を教える場合には生徒さんの「読み」の程度を把握したうえで、その場限りではない「読み」と「書き」の方法を教えられるようにしております。Q. 古文・漢文も対応していますか?
はい、対応しています。古文や漢文については、単語や文法などの予備知識が必要であるところは、現代文と異なりますが、文章理解やそれを下敷きにした記述や選択肢問題への対処が必要なところは現代文と似ています。そのため、古文・漢文を教える場合にも、生徒さんの理解の段階に応じて品詞分解や一文訳重視なのか、内容説明重視なのかを変えることができます。※その他の一般的なご質問は、よくある質問ページもご覧ください。
9 関連ページ
国語や学習法に関しては、下記の記事で具体的に述べております。これらの記事をお読みいただいて、実践いただければある程度以上の手ごたえを得られるのではないでしょうか。
国語指導について
- 国語と再現性:感覚科目を“再現できる作業”に変える方法
- 国語学習でのマーカー活用
- 国語の問題文の読み方
- 国語の学校ワークは“解答解説”を暗記すると伸びる
- 呉市で国語が苦手な中学生へ:読解・記述を“型”から伸ばす家庭教師
学習法・実績について
家庭教師の白井について
もっと国語で「読める」「書ける」ことを目指す方へ
国語(現代文)はなかなか独学では手ごたえをつかみにくい科目でしょう。もちろん、最終的な目標は「1人で国語の学習を回していけるようにする」ことですが、そこに至るまでの助走のお手伝いをすることは可能です。
家庭教師の白井では、1対1指導の強みを生かして正しく「読み」伝わるように「書く」ことの大切さを日々伝えています。
※体験授業(初回相談)では、現状を把握したうえでどうすればコンスタントに学習し続けられるかを一緒に考えます。