漢字・計算・英単語はどうやって鍛えるか

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国語における「漢字」、数学(算数)における「計算」、英語における英単語は、いずれも基礎となる重要な知識・スキルです。

しかし、これらが不十分であるならば、国語・数学(算数)・英語では、苦戦するでしょう。

実際に、私のお客様(生徒様)でも、これらが苦手だという人は結構いらっしゃいました。

以下では、これら漢字・計算・英単語をどのようにして対策すればいいのか、という私なりの考え方を述べます。

はじめに:答え合わせ・確認の必要性

これから説明する、漢字・計算・英単語については、できれば1人ではなく誰かがついて確認するほうが良いです。

というのは、文字や数字が判読できるレベルかどうか、他人が見て丸がつくレベルなのか、ということを確かめる必要があるからです。

そのため、これらが塾や学校の宿題になっている場合、軽視せずに、先生や保護者の方がどれくらいの精度でやっているのか、という確認をする必要があります。

漢字の対策の必要性

最近は、漢字が直接試験に問われることはそこまでない一方で、漢字学習は今でも当然重要です。

なぜなら、漢字が読めなかったり、読めたとしても意味が分からなければ、テキストの読解に支障をきたすからです。

そのため、応用的な漢字はまだ仕方がないとしても、基礎となる重要漢字・熟語については、マスターしておく必要があります。

理想的には、中学生の時点で、漢字力は十分につけておきたいです。

「漢字検定」の活用

漢字力をつけるうえで、ぜひ活用したいのが、漢字検定です。

漢字検定では、漢字のみに絞って、読み・書き・熟語の構成・四字熟語・類義語・対義語など様々なジャンルが出題されます。

これらにしっかり対策することで、漢字に関する能力を身に着けることができます。

受験級の目安は、漢字検定ホームページに載っていますが、個人的には高校生になってから漢字検定の対策をする余裕はあまりないことから、中学生時点で最低でも3級、できれば2級、準2級を取得してもらいたいです。

漢字対策の基本

漢字は、止め・はね・はらいといった、一画一画を丁寧に練習する必要があります。

そのため、漢字練習帳などに練習することが理想的です。

もしも、文字があまり丁寧でない生徒さんの場合には、文字を丁寧に書く指導もします。

 

もともと文字が汚い、という人であっても、丁寧に書こうという意思を持って書くことで、割と読める字になります。

そのため、漢字は文字を丁寧に書いて、人に見てもらう、という訓練にもなるのです。

計算対策の必要性

計算を丁寧に、正確にやることは、算数においても数学においても重要です。

計算結果がしばしば間違うというような生徒様だと、点数が安定しないほか、普段の学習においても支障をきたします。

そのため、計算は「素早く、確実に、正確に」できる必要があります。

 

理想的には、そういった計算力は小学生や中学生に間に着けられるとよいのですが、中にはそうでない方もいらっしゃいます。

この場合には、現時点での学年や年齢を問わずに、できるだけ手間暇をかけてやってもらう必要があります。

「計算ドリル」の活用

小学生の時に配られて、計算練習に活用したであろう「計算ドリル」ですが、実は中学生用や高校生用の計算練習問題集もあります。

そのため、計算が特に苦手な生徒さんの場合には、それらを活用して計算力をつけてもらいます。

計算対策の基本

計算が苦手な生徒さんは、多くの場合、数字を丁寧に書くのがとても苦手です。

例えば、数字の「0」と「9」や「6」の区別が本人にもつかなかったりするくらいです。

また、文字も入れるとさらにごっちゃになってしまい、もはや何をやっているのかわからないレベルの人もいます。

 

この場合は、数字を丁寧に書くように練習してもらうほか、できるだけ広いスペースに計算してもらうという環境の改善もします。

もともと文字や数字が大きな人は、狭いスペースに書くと何が何だか分からなくなってしまいます。

ノートとしては、見開きの1ページがあれば、左側には答えを書く一方で、右側は計算スペースとするなどの工夫が必要です。

英単語力の必要性

英単語力がいかに重要なのかは論をまちません。

ある程度以上、基礎固めた人にとってはもちろんですが、これから英語を始める人、基礎がまだ不十分な人にとって、英単語力は強力な武器になります。

他方で、英単語を覚えていくのは結構骨が折れます。

そのため、英単語力が不十分なまま、英語の授業を受けて、それで「わからない」ままになっているケースも結構あります。

 

英語の読解や記述において、最後に明暗を分けるのは、英単語力だということを念頭に置いて学習する必要があります。

「英単語帳」の活用

英単語帳として、さまざまなものが発売されています。

学校で配られているものがあるならば、それをまずはマスターすることを目指してください。

一方で、中学生など、学校で英単語帳が配られていない場合もあるでしょう。

その場合は、市販で有名なものを買ってもらえたらと思います。

有名どころでは、「ターゲット英単語」や「速読英単語」シリーズなどがあります。

また、英検専用としては「パス単」などもあります。

これらを活用することが、英単語力向上のカギです。

英単語対策の基本

英単語は、短い期間に集中して覚えることができますし、そのほうが良いです。

なぜならば、何度も繰り返す必要がある中、長い期間をかけていると、忘れてしまうからです。

そのため、1日に100単語くらいは覚える時間をとってもらいたいです。

100単語というと結構なボリュームに見えますが、最初は派生語や細かい意味を覚える必要はないと思っています。

1語1訳(見出し語のみを、英→日で覚えるだけ)を繰り返すだけでよいです。

細かい内容は2周目以降にやりましょう。

 

とにかく、最初は1周やってみることです。

お勧めは、10単語や20単語ごとに、小テストや確認を入れることです。

100単語ならば、その小テストを10セットやることで覚えることができます。

 

1人でやるのがしんどい場合には、友人や塾・家庭教師の先生とやりましょう。

継続することがカギです。

総括

以上にように、漢字・計算・英単語は地道な努力が必要になる一方で、非常に重要な基礎です。

呉市の「家庭教師の白井」では、これら基礎的なスキルをとても重視しています。

そのため、生徒様には英検のみならず、漢検もうけてもらったり、計算特化型のワークを課したりしています。

 

もしも、1人で継続することが難しいという方は、私含め塾・家庭教師の先生とやると継続できるので、ご検討いただけますと幸いです。