解答がなかったり、解答が簡素な課題対策

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呉市の学校の生徒を教えているとき、よく宿題を一緒にやることがあります。

この場合、解答解説がある場合とない場合があることに気が付きました。

解答がある場合は、いいのですが、ない場合は結構大変です。

今回は、このような呉市あるいは全国(?)でもたまにある「解答がない場合、あっても簡素な場合」の対策を書いていきます。

解答が配られない理由

解答自体は、存在していることがほとんどです。

学校の普段の課題や、夏休み、冬休みなどの長期休暇の課題については、答えが用意されています。

一方で、一部の先生方は「もし、解答が(生徒の手元に)あったら、生徒は答えを写してしまうのではないか」とお考えなのか、解答を配られないケースが結構あるようです。

 

私は、解答はたとえ、そういう生徒がいるとしても、配るべきだと思っています。

というのは、解答解説があったほうが、自分で学習していく効率が高まるからなのですが、現実問題としては、配らないという選択をする先生方もいらっしゃいます。

解答を配らないほうが、生徒が自分の力で考えて、自力で答えを出す、という事なのかもしれません。

解答が配られない時の対策法

解答が配られない場合について、どのようにするべきか、ということは生徒さんの学力の現状によって変わります。

もしも、解答がなかったとしても、自力で相当部分(半分以上くらい)できるのであれば、自力でやるべきだと思います。

一方で、もし解答解説がなかったら、自力でできる部分は相当限られてしまうという場合は、1人でやってもあまり意味がないと思います。

そのため、塾や家庭教師の先生などに基本から教えてもらいながら、実力をある程度つけて、そのうえで解くというのが理想的です。

 

とりわけ、社会などの暗記科目については、覚えていないとどうしようもない側面もあるため、空欄があまりに多い状況だと、答えが欲しくなります。

この場合、1人でやらざるを得ない場合には、教科書や用語集などを用意してやることになります。

このとき、少しでも「時間を有効に」使いたいのであれば、難易度別(重要度別)に少しずつ覚えていき、いきなり全部を順番に埋めようとしないことです。

教科書で言えば、太字や強調されているところを重点的に覚えて、理解するという作戦です。

 

また、「解答が配られない」とはいっても、後で時間がたった時に配ってもらえる、という場合もあります。

そういう時には、自分の学力と相談しながら、一部は解答が配られた後に、まとめて覚え、理解するという形でよいでしょう。

 

いずれにしても、解答解説がないと、自分の力や知識に頼る部分が増えるので、「自力で何をいつまでにやるか」ということを明らかにしてから、やりましょう。

解答が簡素な時の対処法

一部の課題(例えば高校数学)などでは、解答が一応あったとしても、それが極めて簡素で、数値しか書いていないみたいなこともあります。

そういう場合は、別の分かりやすい参考書などで穴埋めする必要があると思っています。

また、家庭教師や塾の先生に聞いてみる、解説してもらう、というのも一つのアイディアです。

 

自分が十分に理解できている問題ならまだしも、そうでないならば、解答解説は必要です。

しかし、一部の教材ではそれがなかったり、十分ではないという事があるため、自分のレベルに応じた教材を選ばなくてはなりません。

そういう意味でも、教材をちゃんと選んでくれる先生の存在は必須でしょう。

私の考える理想

私(家庭教師の白井)の考える、このような解答解説がない時の理想を書くと、次のような感じです。

  1. 自分の実力でできる/できそうな問題を中心に、とりあえずやってみる。
  2. どうしてもできそうにない問題、知らない問題については、誰かに教えてもらう/調べたうえで、違う色のペンで書いてみる。
  3. 答えが配られたら、丸付けをするとともに、違った問題については、解答解説を確認して、解き方を理解したうえで、解きなおす。
  4. 課題テスト前にもう1周やってみて、最終確認をする。この場合、1で正解したところは、飛ばしてもよい。

答えが配られるまでは、3のステップに行けませんが、もしも信頼できる塾・家庭教師の先生がいる場合には、先生に答え合わせをしてもらって、先先の段階にいくのもいいかもしれません。

総括

解答解説が無かったり、簡素だったり、後で配られるけれども今はないというケースが結構あります。

私は呉市の生徒さんを中心に教えているのですが、そういうケースに遭遇した場合には、解答解説の代わりとなるもの、人を頼ることをお勧めします。

また、自分が自力でどれくらい解けるのか、また解答解説があってもわからない、できない問題があるのか、ということももとにしながら、やるとよいでしょう。