英検などのリスニング上達のコツ
呉市の家庭教師の白井では、今回も英検を受験する生徒さんがいらっしゃいます。
実際、今回の英検は2学期の中間テストの日程と結構重なるところもあるので、大変ですがそれでも頑張る価値はあります。
英検を取得しておくことで、英語力をいろいろな面から鍛えられるうえに、受験にも有利です。
そして、英検といえば、試験問題の半分がリスニングという、リスニングを重視する試験です。
そのため、普段の学校のテスト以上にリスニング対策をしておくことは重要になります。
リスニングを上達させる方法については、呉市の家庭教師の白井は一定の考えを持っています。
以下では、それについて紹介してきます。
リスニング上達の方法①音読
音読の重要性については、呉市の家庭教師の白井に限らず、ほぼすべての英語教育関係者がおっしゃっていることだと思います。
ただ、音読を何回するか、どうやってするか、という「その先」のことについて若干意見が分かれているくらいです。
そのため、私も音読の重要性については、いくらしてもしすぎることはないと思っています。
音読については、いろいろなやり方がありますが代表的なものとしては、以下のものが考えられます。
- 音読原稿(スクリプト)を見ながら自分だけで音読する
- 音源(リスニング音声)を聴きながら、それとほぼ同時に音読する(原稿を見ながら)
- 音源(リスニング音声)を聴きながら、それとほぼ同時に音読する(原稿は見ない)
ほかにも、シャドーイング(少し遅れて読む)というものもありますが、中高生の場合には上記の3つで十分だと思います。
私が生徒さんによく推奨するのは、最初の数回は①の原稿を見ながらの音読をしてもらい、慣れてきたら②のように音声と一緒に音読する、というものです。
回数ですが、理想は多ければ多いほど良いのですが、実際にやってもらうという実現可能性を踏まえて、10回程度にしています。
※もちろん、20回や30回やってくれるなら、それに越したことはありませんが。
音読実施時の注意点
音読には、「意味のある音読」と「あまり意味のない音読」があります。
これは、黙読でも同じことがいえると思うのですが、音読の場合違いが如実に出ると思います。
「意味のある音読」をするためには、英文中の意味の塊を意識して、そこで少し切ることです。
英文は、日本文以上に、語順を重視する言語であるため、意味の塊とその並んでいる順番はとても重要です。
例えば、名詞句のかたまりは続けて読んで、to不定詞以下のかたまりもまとめて読む、かたまりとかたまりの間は少し空けるなどの工夫が重要です。
こうすることで、実際にリスニング問題に挑戦する際に、かたまりを意識して聴くことができるようになります。
リスニング上達の方法②ディクテーション
呉市の家庭教師の白井では、余裕のある生徒さん向けにはディクテーションも推奨しています。
ディクテーションとは、要するに聞こえてきた英文を書きとることです。
なぜ、音読に加えてディクテーションを実施するのか、といえばそれはいくつかの理由があります。
列挙すると、以下のようになります。
- 単語の綴りを正しく把握しているかどうかの確認
- 文法や熟語などを覚えているかどうかの確認
まず、①の単語の綴りについては、なぜリスニングで確認するのか、といえば英検のリスニング問題は、筆記試験と比べて単語のレベルが下がっているからです。
そのため、筆記試験の序盤にある選択問題の単語はわからなくても、ライティングで使うような語彙は書けてほしいため、リスニングで用いられる語彙は書けてほしいということです。
また、②の文法や熟語についてですが、これはリスニングで集中力を無駄に消費しないためのテクニックとも関係しています。
日本語の場合、たとえすべてが正確に聞き取れなくても、聞こえなかった部分は一般常識で補って解釈することがある程度は可能です。
これは、英語についても言えて、例えば文法的にto不定詞が来ないと不自然な部分が分かっていれば、toが聞こえなくても補うことができます。
また、aやtheなどのほとんど発音されない単語についても、文法を把握していれば、書くことができます。
つまり、ディクテーションを行うことによって、英語を文法的に、またかたまりとして聴くことができるようになるというわけです。
もちろん、ディクテーションはとてもたいへんな作業ですから、呉市の家庭教師の白井では余裕のある生徒さんだけに推奨しています。
総括:音読とディクテーションの組み合わせ
リスニングは、最初は全然できないという人もいらっしゃると思います。
私も実はそうで、リスニングは大の苦手でしたが、音読やディクテーションを繰り返すことによって、自分でも驚くほど英語が聴こえるようになりました。
もちろん、英語の勉強はリスニングだけではなく、単語力の強化や英作文の練習・添削など多岐にわたり、音読ばかりややっていられないかもしれません。
しかし、そこは時間をうまく調節して、音読練習もぜひ取り入れてほしいと思います。
呉市の家庭教師の白井として、中学生の間に3級か準2級の取得はしてほしいと思っているので、今回の英検も全力で挑戦したいと思います。