中学受験新演習

「中学受験新演習」という教材があります。出版元は、エデュケーショナルネットワークです。

これは、市販の教材ではなく塾用教材であり、これを使用している学習塾は、結構あるようです。

「家庭教師の白井」でも、中学受験をお考えの方には使用することにしています。

中学受験新演習の注意点

中学受験新演習には、使用上の注意点もあります。

それは、「難易度」と「量(ボリューム)」、そして「カリキュラム」です。

開始時期

一般に、中学受験の本格的な学習は3年生の冬から始まります。

それは、中学受験本番が6年生の1月~2月にあるからです。

したがって、3年間分の勉強をするためには、この時期からのスタートという事になるのです。

※ちなみに、中学受験事情に興味のある方は、ドラマ化もされているマンガ『二月の勝者』をご覧になるとわかります。

 

中学受験新演習も、この例にもれず3年生の2月から、「4年生の上巻」(4教科)にとりくむことになっています。

これは、この中学受験新演習を使用する集団塾はもちろん、オリジナル教材を使用する塾であっても同様だと思います。

したがって、中学受験塾に入塾を検討される方は、できれば年内に一度その塾に問い合わせてみることを推奨します。

難易度

まず、難易度ですがどの科目も(普通の小学生には)かなり難しいです。

ただ一方で、(広島県内で)中学受験をするならば、できるようになる必要はあるとは思います。

※レベル分けとして、「トレーニング」「基本問題」「練習問題」「発展問題」という風に、区分けはされています。

 

例えば、国語では四年生の上巻から、かなりの長文問題が出てきますし、算数でもいきなり和差算から始まります。

使用する小学生さんには、相当程度の学力がなければ、途中で挫折してしまうかもしれません。

※そのため、受験をしない方は同じ出版社からでている「標準新演習」や「ワーク」、あるいは最近使用頻度の多い「小学問題集コア」などのほうがよいでしょう。

※「小学問題集コア」のレビューは、こちら。https://katekyo-shirai.com/kyozai_review/shogaku_core/

そして、「量」の問題もあります。

塾用の教材は通年のものが多く、1年間を通じて1教科1冊の教材を終わらせます。しかし、中学受験新演習は1年間で各教科上巻と下巻の両方を終わらせなくてはなりません。

さらに、1冊1冊の分厚さ(ボリューム)も半端ではなく、1冊200ページくらいあります。それに加えて、「漢字日記」や「計算日記」などの副教材もあることから、これらもやるならかなり大変です。

したがって、計画的に終わらせなくてはなりません。

※これを個別指導でやろうとしたら、かなりの時間(枠)が必要になると判断しました。生徒さんによっては、難易度の高い問題は、飛ばす必要もあるかもしれません。

カリキュラム

幸い、中学受験新演習にはカリキュラムが用意されており、デフォルトでは上巻は2月から7月まで、下巻は8月から1月くらいまでに終わらせるとよいということになっています。

※なお、カリキュラムは会員(塾関係者)専用で閲覧できるようです。

追記:カリキュラムの内容は必ずしも、他の塾のテキストと同一ではありません。したがって、中学受験新演習を使って塾内テスト対策をしようと思った場合、先の学年の巻を前もって購入しておく必要があることもあります。

 

したがって、結構ハードなカリキュラムについてこられるような下地づくりを、低学年のうちからやっておき、なるべく早めに中学受験新演習に取り組めるようにすべきでしょう。

補足:「ジュニア新演習」

小学2~3年生の方向けに、「中学受験新演習」の前段階として位置づけられる、「ジュニア新演習」というシリーズがあります。教科は、国語と算数で、内容を見てみると、確かに植木算であるとか、規則性の問題、あるいは国語の文章問題などの練習ができます。

中学受験を将来的に検討される方の場合、まずこちらを早い段階でやってみられるとよいのでは、と思いました。

補足:「塾内テスト」の代わりとして

中学受験をするうえで、欠かせないのが現在の自分の立ち位置を把握することです。

個別指導では、集団塾に比べてどうしてもその機会が少なくなってしまいます。

 

したがって、基本的にはやはり何らかの集団塾と当方のような個別塾を併用したほうが良いと思うのですが、それが難しい場合には、こちらで契約している業者の模試や、外部生受験を受け入れている業者の模試を受験していただくことを推奨します。

補足:補助教材

中学受験新演習の公式な補助教材としては、次のものがあります。

・計算日記:計算練習、一行問題の練習が毎日できる。

・漢字日記:漢字練習が毎日できる。

・実力アップ問題集(各教科):演習用教材。

・長文読解問題集:国語の長文演習に。

・計算トレーニング:6年算数用。

・コンプリージョン:6年生用まとめ教材。

 

これらすべてをやり切れば、相当な力がつく一方で、かなりのボリュームとなりますから、まずは本冊(中学受験新演習)をきちんとやりきって、理解することが重要だと思います。

また、公式な補助教材は上記ですが、それ以外にも一緒に活用すると効果的な教材は多くあります。

国語については、以下のページでまとめています。

「中学受験新演習国語の補助教材」

補足:中学受験塾のサポート

中学受験新演習は、幅広い塾で使用されている教材になりますが、他方で一部の塾では、その塾専用のオリジナル教材(例、四谷大塚の「予習シリーズ」や、家庭学習研究社の「マナビー」など)を使用することがあります。

その場合は、基本的に追加で市販の教材を使用する必要はなく、塾の方針に従っていただければよいと思います。

そのうえで、塾の内部テストや日々の宿題のサポートなどを、当方で行っています。

 

中学受験用教材は、どれも非常に難しいものです。

1人で進めると、わからないところをそのまま飛ばして勉強してしまったり、類題演習が不十分のままテストに臨んでしまう、という事が起こりえます。

したがって、「家庭教師の白井」では、中学受験塾に通われながら、その補助として当方を利用されることを推奨しています。