今年の高1と中3の間の壁

今年の高1の特殊性

今年の高1は特別というか、特殊な位置に置かれています。

来年や去年の高1とも違います。

 

それは、新学習指導要領と関係しています。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、最近小中学校の教科書が改訂されました。

学習指導要領の全面改訂に伴う、10年に1度レベルの大改訂です。

 

そして、この流れは高校の教科書にも押し寄せます。

まだ、具体的にどうなるかは明確には決まっていないようですが、高校教科書も全面改訂されます。

そして、その新教科書を初めて使用するのが現在の中学3年生なのです。

共通テストに関するよくある誤解

つまり、現在の高1生は従来の教科書を使用する最後の世代となるわけです。

さらに重要なのが、今年初めて実施された大学入学共通テストとの関連です。

大学入学共通テストについては、記述式や英語外部試験の導入などさまざまな問題がありましたが、

今年の実施を見て「なんだ、今までのセンター試験と変わらないではないか」という声も聞かれます。

 

しかし、今年の実施はいうなれば従来通りの学習指導要領に基づく、「先行実施」みたいなものです。

新学習指導要領に基づく、本格実施はまだなのです。

そして、その新学習指導要領に基づくまったく新しい共通テストを受験するのが、現在の中3生なのです。

したがって、中3生にとっては、新しいことだらけの共通テストに備えなければならない、という課題があります。

「浪人できない」問題

さらに、現高1生にとっては、事実上「浪人できない」という重大な問題があります。

もしも、浪人した場合には次の2つの問題が発生するからです。

 

1つは、上記の通り1年浪人しただけで科目も、内容も異なる共通テスト対策が必要になり、今までの蓄積だけでは対処できなくなるということです。

もう1つは、最近はその時の試験の成績だけで評価される一般入試のほかに、全体の半数以上の受験生が推薦型の入試で入学しているということにあります。

 

推薦型の入試では、なおさら浪人生は不利です。

少なくとも有利になることはなく、筆記試験(小論文など)だけではなく、面接試験もあるため、「なぜ浪人しているのか」というような質問に答えることが求められるでしょう。

 

したがって、今年の高1生は現役合格を前後の学年以上に目指さなくてはなりません。

学習塾と予備校

ところで、学習塾と予備校の役割についても触れておきます。

予備校は一般入学試験など、学校の試験ではないものの対策に特化しているとみています。

つまり、従来型の入試を目指すなら、予備校のほうが学習塾よりもよいことがあるのです。

 

しかし、これからは今までとは比較にならないくらい多くの高校生が推薦入試(学校選抜型、総合型)で入学するようになります。

となれば、重要なのはまず調査書の内容です。

要するに、学校のテストを中心とした対策をして、5段階の評定平均を少しでも改善することが重要になります。

 

とりわけ、指定校推薦を獲得すると、ほぼ確実に合格できる(少なくとも今までは)ということから、学校の勉強を頑張る必要性は、どんどん増えています。

※私のころは、学校の成績よりも本番での得点力の重要性が言われていました。

 

したがって、学校の普段の勉強やテスト対策、振り返りをピンポイントで行える学習塾、なかんずく個別指導塾はますます重要になるのではないでしょうか。

「家庭教師の白井」としての取り組み

私の塾は、完全1対1の個別指導塾ですが、その強みを最大限活用するとともに、「情報収集力に劣る」という弱みを克服するために、学習塾専用の情報サービスに加入しています。

例えば、中央教育研究所様や、エデュケーショナルネットワーク様とは定期的に連絡を持つようにしており、オンラインセミナーなどを通じて、最新の情報に触れるようにしています。

多くのご家庭は、学校から(生徒様を通じて)入ってくる情報のみがすべてであることも推察されることから、私としては普段の授業だけではなく、面談等を通じて最新の情報をご提供することも重要な任務であると思っています。