現代文の定期テスト

※このページは結構「人気」があるようなので、近日現代文の教科書頻出の文章について、加筆修正する予定です。

 

現代文のテスト対策は、ほかの教科と比較して「しづらい」とか「しない」という人が多いようです。

しかし、それは非常にもったいないことだと思います。

 

模擬試験と異なり、実際に使用している教科書から出題されることから、対策方法はいくらか考えられます。

例えば、本文中で意味段落の終わりにあるまとめの一文に線を引いて「どういうことか」と問う問題を作って自分で解いてみたり、あるいは本文の最後の部分にやはり線を引いて「全体の内容を踏まえて説明する」問題を作ってみたり、などです。

このように、出題者目線で考えることで、テストに対してほかの人と比べても上質な対策をすることができます。

 

ただ、慣れない人からすれば「どこに線を引けばいいのかわからない」という人もいらっしゃるでしょう。

そういう場合には、私が代わりに出題しますし、添削もしますので、こういう場合は塾や家庭教師が役に立つと思います。

 

以下に、例を示しておきますので、ご参考ください。

ポストプライバシー(阪本俊生)

2010年東京大学の国語第一問の課題文で出題されています。

教科書によっては載っているところもあるようなので、手元の駿台文庫『東大入試詳解現代文25年』に掲載されている箇所をもとに作問しました。

(問1)この文章のタイトルの「ポストプライバシー」というのは「プライバシーに続くもの」という意味である。

このことを踏まえて、従来のプライバシーとポストプライバシーの違いをまとめるとき、次の問いに答えなさい。

ア)それぞれの「所在」はどこにあるか。本文中の言葉を用いて、次の空欄を埋めよ。

従来のプライバシーは(①)にあるが、ポストプライバシーは(②)にある。

イ)従来のプライバシーが、ポストプライバシーに変化したきっかけを本文中から三文字で抜き出しなさい。

 

(問2)「プライバシーの終焉は妄想である」と筆者は述べている。これについて、次の問いに答えよ。

ア)「プライバシーは終焉した」と言われているのはなぜか。従来型のプライバシーの性質に触れながら説明せよ。

イ)前問で答えた「プライバシーの終焉」という考えが妄想であるのはなぜか。本文全体を踏まえて説明せよ。

 

(問3)本文ではプライバシーの在り方をもとに、現代社会における個人の在り方について解説している。

このことを踏まえて、次の問いに答えよ。

ア)本文ではプライバシーの在り方は変化したと述べられているが、これによりプライバシー保護の在り方も変化すると考えられる。

あなたの考える現代の情報社会におけるプライバシー保護の具体例を1つ以上挙げて、その保護の在り方の利点や改善点について述べなさい。

イ)「アバター」とは、ネット上に生み出された個人の分身のことであるとする。

実社会における個人とネット上のアバターが今後共存することが普通になるとして、そのことが個人の在り方にどう影響すると考えられるか。

本文における筆者の現状分析を踏まえて、あなたの考えを書きなさい。

生物の多様性とは何か(福岡伸一)

(1)「生命は工学的な思考とは全く別の方法を採用した」について。

① 生命と工学的な方法はどう違うのか。わかりやすく説明せよ。

② このような方法を採用したのはなぜか。説明せよ。

(2)「生物は地球環境というネットワークの結節点に位置している」について。

① どういうことか。地球において生物が果たす役割をふまえて、具体的に説明せよ。

② 生物多様性の重要性について、傍線部を踏まえて説明せよ。

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(3)「生物多様性は、動的平衡の強靭さ、回復力の大きさをこそ支える根拠なのだ」について。

① なぜそういえるのか。説明せよ

② 生物多様性とニッチ(分際)の関係と現状について説明せよ。

(4)「つまり今、私たちヒトが考えねばならないのは、生命観と環境観のパラダイム・シフトなのである」について。

① 筆者は、この一文で何を言おうとしているのか。生物多様性との関連を踏まえて説明せよ。

② あなたの考えを踏まえ、未来の人類の自然とのかかわりについて、理想と現実を論じなさい。

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