オンライン授業についての考え

オンライン授業とは

オンライン授業を行う学校、塾、予備校、その他教育サービスが増えています。

今の新型コロナウイルス感染拡大に伴う状況によっても、増加が促されていますが、そもそもオンライン授業というのはどのような授業を指すのか、まずそこをはっきりと定義してから始めようと思います。

 

オンライン授業には、①ライブ型(リアルタイム型)と②動画型(オンデマンド型)の2種類があります。

すなわち、①ライブ型(リアルタイム型)は教師と生徒がリアルタイムで回線をつないで、特定の時間帯に学習するもののことです。

したがって、生徒は普段の学校の時間割と同じ時間帯にパソコンやタブレット、スマホなどの前にいなくてはなりません。

 

もう1つは、②動画型(オンデマンド型)ですが、こちらはいつでも好きなタイミングで授業動画を閲覧することができます。

したがって、特定の時間に学習する必要はなく、都合の良い時間を選ぶことができます。

 

ちなみに、「家庭教師の白井」で過去に数回試験的にオンライン授業を行った際には、①ライブ型(リアルタイム型)でした。

Zoom(ズーム)というサービスを利用し、教師と生徒様が1対1の形で学習を行いました。

私のデバイスはノートPCで、生徒様はタブレットやスマートフォンを使用していたようです。

大前提

では、オンライン授業についての意見をここから書いていこうと思います。

まず、大前提ですがオンライン授業と比較されるのは対面授業、すなわち実際の教室で教師と生徒が学習する授業です。

 

対面授業では、電子機器の設定は(基本的には)いらないということに加え、(当たり前ですが)360度を見渡せるため視野が広くなり、視力の問題を度外視すれば、共有できる情報量は明らかに増えます。

また、なによりスマホやタブレットで授業を受けていて仮に眠ってしまったりしても、教師はそこに行って直接起こしに行くことはできませんが、対面授業の場合は起こしに行くことが可能です。

 

なにより、教室という実際の「場」にいくことには、それだけで一定の意味があります。

家からわざわざ学校まで出向いたわけですから、なにかを得て帰ってこないとという気持ちになりますし、逆に家で指を動かすだけで授業映像が表示される場合には、気軽な一方で、そこまで頑張らなくてもよいという気持ちになりがちです。

 

つまり、授業の質という観点からいえば、オンライン授業より対面授業が優れているのは当たり前なのです。

オンライン授業ではできないことが、対面授業ではできる。

オンライン授業は、対面授業になるべく近づけようとすることはできるけれども、まったく同じにはできない、というわけです。

 

この認識は、情報誌などを見ていると、多少考え方の違う方であってもお持ちのようです。

「家庭教師の白井」の考え方

過去にオンライン授業を試験的にやってみた素直な感想としては、「これはうちには向かないなぁ」ということです。

確かに、生徒様の性格は多種多様であり、オンライン授業があっている(オンライン授業でも対面と変わらない結果が出せる)生徒様はいらっしゃるでしょう。

しかし、そのような生徒様はそもそも塾などに行かなくても、自分で勉強できるというギフトをもっています。

つまり、「家庭教師の白井」のような、1対1の対面授業が向いているような生徒様とはそもそも方向性が違うのです。

 

実際、画面越しだと言葉や情報は伝えられますが、それでやる気が落ちている生徒様を再びやる気にさせることができるかというと、結構難しい気がします。

それは、同じ場に居合わせないという物理的な事情に加えて、私自身なんだか心理的な距離を感じているからだと思います。

つまり、画面越しであると「どこか遠くの他人」という風に感じてしまうらしく、実際の対面授業における「私の生徒様」という意識が薄れてしまうのです。

もちろん、これは私の責任ですが、生徒様からしてもひょっとしたら同じことを感じているのかもしれません。

 

そうだとすれば、やはり直接会って授業するという事の意味は大きく、それこそが「家庭教師の白井」のような小さな学習塾、家庭教師の存在意義ではないでしょうか。

今のネット時代では、情報だけならいくらでもネット上にあふれかえっていますが、他方でそれを使う人の心の問題はむしろ置き去りにされている感があります。

これも私の個人的な考え方ですが、人間は身体を通してしか世界を見ることができないのですから、そういう身体性を度外視して、情報さえ与えれば同じ結果が出るというような考え方には疑問を感じます。

 

ただ、今はコロナの感染予防ということもありますから、限界はあるのは確かです。

「家庭教師の白井」は、幸い小規模な塾なので対面授業が成立しているのであって、これこそが私と生徒様の「地の利」ではないでしょうか。

このような優位性を今後も試験の結果等で具体化していけたらと思っています。