中1の時点で公立高校入試の国語が対策できる理由

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私(白井)が提供する呉市の家庭教師の白井をどのタイミングで開始されるかによるのですが、中学スタート時点からご依頼いただいている場合、結構余裕をもって公立高校入試対策ができます。

そのため、呉市内の有名高校である、呉三津田高校や、広高校、呉宮原高校、呉市立呉高校などにも余裕を持て入学することができます。

以下では、私が最近試みている、「中学1年時点での公立高校入試対策」の一環である、国語対策について、ご紹介します。

国語の対策を始めやすい理由①問題が標準的である

広島県公立高校入試における国語は、全国的に見ても標準的な難易度であり、たまに新傾向の問題が登場することはあるものの、難易度はそこまでではありません。

過去には、広島県公立高校入試の国語の問題文といえば、第一問において、古めの文章が出て受験生を苦しめてきたこともあります。

しかしながら、最近は第1問では、中学生が主人公の小説が取り上げられることが一般的になり、また第二問の説明文でもいわゆるSDGsという最近のトレンドを汲んだ出題となっています。

そのため、以前と比べて対策は容易となったといえます。

 

また、「新傾向」の問題として、データの読み取りや考え方を問う問題が出たり、傍線部は事実か意見かということを区別させる問題が出たり、ということもあります。

ただ、これもそこまで難しい問題は出ておらず、そのことは初登場時の正答率が高めであることからもうかがえます。

 

以上のように、まず問題側の都合として、広島県公立高校入試の国語は標準的な難易度で対策がしやすい、ということが挙げられます。

国語の対策を始めやすい理由②中1の国語力で十分に対応可能である

第2の理由としては、問題を解く側(生徒さん側)についての理由です。

私の(呉市の家庭教師の白井の)生徒さんは、小学校卒業の時点、あるいは中1の時点で結構国語力が鍛えられています。

具体的には、本文の中で重要な部分とそうではない例示の部分を分けて読んだり、本文の中の論理構造を考えながら読むということがある程度身についています。

 

そのため、広島県公立高校入試の国語であっても、結構スムーズに解くことができています。

確かに、長い記述問題などは学校の定期テストではあまり経験しないことですから、サポートはある程度必要ですが、それでもやり方を覚えてもらえば結構楽しく解いているようです。

 

また、公立高校入試の国語は多くの人の目に触れるため、問題としての完成度が一般的な問題集と比べて高く、解答不能な問題がないというメリットもあります。

もちろん、絶対ではありませんが、ある程度の国語力がついた生徒さんに対しては、国語の過去問をやってもらうことで、さらに国語力を伸ばすことができます。

入試問題の国語を解く余裕がない場合は?

本格的に国語の学習を始めた時期によりますが、入試問題の国語を解くのに大変苦労される生徒さんもいらっしゃいます。

※とりわけ、中3になってから呉市の家庭教師の白井にご依頼される場合には多いです。

そういう場合は、学校配布の問題集(新研究など)や、場合によっては塾用教材などを使って、苦手な部分をつぶしていきます。

 

国語における「苦手な部分」というのは、問題形式的に言えば、「抜き出し」や「記号」なのか「記述」なのか「作文」なのか、ということです。

また、小説や説明文の特定のジャンルが苦手という方もいらっしゃいますので、そういう場合は分野を絞って練習します。

 

このように、国語であってもやるべきことは、数学や英語などの他の科目と変わらないのです。

過去問を一種の指標として、それで足りないところがあれば基礎教材に戻る、ということです。

中1で入試国語を対策する戦略的重要性

最後に、入試制度をもっと俯瞰的にみたうえで、中1で入試国語を対策できる状態にしておくことのメリットをご紹介します。

それは、いうまでもなく、中2や中3において他の科目に集中できる、ということです。

例えば、数学は毎回新しい単元で、新しいことを学ぶので、すべての単元を学び終えるのが結構後になります。

 

そのため、中3の受験のタイミングにおいては、数学のフォローが必要になります。

また、理科や社会も同様で、新しい知識や考え方を学ぶ関係で、3年生の後半になっても学習が必要になります。

※英語については、中2の終わりくらいの時点で合格レベルに持っていくことも可能です。

 

これらのことから、中3の受験期になって国語の対策ばかりをしているわけにはいかないのです。

そのため、余裕のある中1の時点で国語については、ある程度完成させておくことで、他の科目の対策に力を注げます。

 

もちろん、古典については、漢文を(呉市で使用されている教科書的には)中2でするなどの、タイミングはあります。

しかし、現代文については、タイミングはそこまで選ばなくてもよく、むしろ生徒さんの学力状況をみながら、対策したほうが良いといえます。

 

以上のように、安心して呉市内の有名高校に合格したいのであれば、早い段階で国語については合格レベルに持っていくことが戦略的に重要なのです。

総括:国語力は合格のための礎となる!

国語を学ぶことの意義は、いろいろ言われていますが、入試戦略的には上に述べた通り、「日程に余裕が生まれる」からです。

また、国語(母国語)を正しく読み書きする力は、他の科目のとりわけ資料の読解や記述力に生きてきます。

そのため、国語学習を早期に行っておくことで、国語は「もう手遅れ」という状況を回避することができ、他の科目の成績を伸ばすことができるのです。

 

呉市の家庭教師の白井は、国語について上記のように考えているからこそ、国語指導を余裕があるときに徹底して行っています。