勉強でいちばん困る瞬間は、「何をしたらいいか分からなくなって手が止まる」ときです。
そこでおすすめなのが、インプットは動画アウトプットはAIに役割分担し、さらにノート処理を赤×青の型で固定する方法です。

インプット=動画
アウトプット=AI
赤=○×・下線(ピンポイント)
青=具体的な修正・補足

※AI時代の学習観(思想)については「AI時代の学習の意義」もあわせてどうぞ。

結論:インプットは動画、アウトプットはAI

学習が止まりやすい最大の理由は、「分からない瞬間に、次の一手が出ない」ことです。
そこで役割を決めます。

  • インプット(理解の土台)=動画授業:順番に、説明を受け取る
  • アウトプット(解く/書く/直す)=AI:詰まった瞬間に質問し、採点・添削で戻す

「動画+AI」だけでも止まりにくくなりますが、さらに強くするコツが次の章の赤×青ルールです。

AI活用の基本:4ステップ(赤×青ルールが核)

  1. まず自力でやってみる(最初の一手だけでもOK)
  2. 分からない/不安が出たらAIに聞く(タイピング/写真/音声でOK。どこまでできたかも一緒に)
  3. AIの答えをノートで処理する(ここが核:赤×青)
  4. 直した答えをAIに採点・添削してもらう(修正がズレてないか確認して回収)

ノート処理のルール:赤はピンポイント、青が本体

  • 赤ペン:○/×、下線、チェックなどピンポイントのみ(広く書かない)
  • 青ペン:具体的な修正内容/必要な補足(公式の条件、根拠、次の再現のための注意点)を書く

イメージは、赤=診断(どこがズレたか)青=処方箋(どう直すか/なぜそうなるか)です。
「分かった気」を「次に再現できる」に変えるのは、青で書いた内容です。

例(英語でも数学でも同じ)

  • 赤:ここは×(根拠不足)、ここは○(合ってる)、この語句に下線(誤解ポイント)
  • 青:×の理由/正しい形/必要知識(例:関係詞のかかり先、公式の条件、場合分けの根拠など)

英語編:AIの使いどころ(具体例)

英語はAIが得意です。特に「根拠の言語化(なぜその訳になるか)」が強い。
ただし、最後は必ず赤×青でノート処理して定着させます。

① 単語・熟語・文法は“英文ベース”で聞く

この英文中の "____" の意味とニュアンスを説明して。
似た表現との違いも。例文を3つ作って。

② SVOC振り・和訳を採点してもらう

この英文にSVOCを振って。
分詞構文/関係詞/挿入の可能性も検討して。
自然な和訳を2パターン。誤訳しやすいポイントを3つ。

ノート処理:赤でズレた箇所に下線&○×、青で「どこをどう直すか/合図は何か」を具体化。

③ 英作文を採点・添削してもらう

この英作文を10点満点で採点して。
減点理由(箇条書き)→改善案→同じ字数帯の模範解答を1つ。

④ 今日の内容の“小テスト”を作ってもらう

今日やった文法(_____)で、ミスしやすいポイントに絞った小テストを10問。
解答と解説つき。

英語の学習全体は「家庭教師の選び方(チェックリスト)」や「よくある質問」も参考になります(勉強法の相談の入口としても)。

数学編:AIの使いどころ(具体例)

数学は「前提の確認」「途中式の評価」「答案の添削」にAIを使うと伸びます。
ただし丸写しがいちばん危ないので、必ず赤×青で自分の解答に戻して処理します。

① 目の前の問題に必要な“前提(定義・公式・方針)”を聞く

この問題を解くために必要な定義・公式・代表的方針を整理して。
条件からまず何が言えそう?「最初の一手」候補を3つ。

② 計算過程/証明の改善点を指摘してもらう

この途中式(または証明)を見て、論理の飛躍や計算ミスの可能性をチェックして。
改善すべき書き方も提案して。

③ 入試っぽく採点・添削(部分点込み)

この答案を入試の採点基準っぽく採点して(部分点も)。
どこで何点落ちるか、満点に近づける書き直し案を出して。

ノート処理:赤は○×・下線でズレを最小表示、青で「条件」「根拠」「次の再現のための型」を具体化。

それでも先生が必要な理由(やる気×言語化)

動画+AIで自学自習は回しやすくなります。
それでも伸びが止まる場面がある。その原因はたいていやる気言語化です。

① やる気:机に向かう“設計”が必要

  • 疲れ/不安/失敗体験で、そもそも始められない
  • 目標が遠くて、今日何をすればいいか決められない

先生の役割は「気合」ではなく、小さく始められる分解今日の分量の現実化、そしてできたの回収です。

② 言語化:AIを使うには“質問”が要る

生徒は「何が分からないか分からない」で止まります。ここで先生がAIとの中継役になれます。
生徒のモヤモヤを言語化してAIに正しく投げ、返ってきた答えを理解度に合わせて噛み砕く。
AI時代の対面価値については、記事「動画授業&生成AIの時代:対面授業の価値は「教える」から「設計と伴走」へ」もどうぞ。

まとめ・次にやること

学習を止めないための型はシンプルです。
インプット=動画アウトプット=AI。そして仕上げは赤×青のノート処理
赤はピンポイント(○×・下線)、青で具体的な修正と補足を書く。これで「分かった気」を「再現できる」に変えます。

こんな場合は、いったん相談が早いです

  • AIを使っているのに伸びない(見て終わっている)
  • 勉強が続かない(机に向かう設計がない)
  • 質問が作れない(言語化で止まる)

相談では、現在の教材・ノート(写真OK)・AIの使い方を見せてもらえれば、「どこで止まっているか」と「明日から回る型」を一緒に整えます。

あわせて読みたい

AI時代の学習の意義「AIがあるなら勉強は不要?」への整理。学びの位置づけを先に固めたい人へ。

動画授業&生成AIの時代:対面授業の価値“教える”から“設計と伴走”へ。先生が担うべき役割を具体化。

国語学習でのマーカー活用下線の引き方で読解の精度が変わる。ノート処理とも相性◎。

音読の効用:黙読より「定着」しやすい学習法インプットの質を上げるシンプルな方法。動画視聴の補助にも。

国語と再現性:感覚科目を“再現できる作業”に「型」に落とす発想のベース。勉強を作業化したい人へ。

国語の記事まとめ国語の学びを体系化。必要な記事にすぐ飛べます。

無料体験(教室) 電話