生徒さんが漢字検定に挑戦されました!
漢字検定の意義
呉市の家庭教師の白井では、最近うちの生徒さんが漢字検定を受験されました。
学生が受ける資格試験といえば、英検がもっとも有名だと思うのですが、場合によっては漢字検定の受験をお勧めする場合もあります。
それには、2つの理由があります。
1つは、受験において漢字検定の一定の級をもっていることが、評価されることがあるからです。
例えば、呉青山中学高校は、呉市内でも結構人気のある学校で、中学受験もできます。
この呉青山中学校の受験においては、専願方式のみですが、「資格アドバンテージ制度」というものが採用されており、英検と漢字検定の一定の級以上を持っていれば、本番の試験の点数に加算されるというものです。
※例えば、英検5級はプラス10点、と漢字検定5級はプラス10点というようなもので、上限はプラス20点です。
※そのため、英検と漢字検定をともに5級合格しておけば、最も有利な条件で受験に挑戦できます。
そして、もう1つは、漢字ができることで、読解や記述において余裕が出てくるということです。
読めない漢字や、意味の分からない熟語などがあった場合、それによって読解の質と量はともに低下してしまいます。
実際、呉市の家庭教師の白井のお客様の中でも、漢字が苦手なために、読解問題で詰まる(一方で、教師が単語の意味を教えると、解ける場合もある)という方も一定数いらっしゃいました。
そういう場合には、漢字を学習してもらうことで、結果的に読解力を向上させることができています。
このように、漢字検定は直接役に立つこともあれば、間接的に役立つこともあり、ぜひ記憶力の良い小学生や中学生の間に、できるだけ上の級を取得してもらいたいというわけです。
※ちなみに、家庭教師(白井)は、中学2年生の冬に漢字検定2級に合格しました。それもあってか、漢字に苦手意識はあまりなかったような気もします。
今回は2名の受験
漢字検定は、年に3回、およそ4か月ごとに実施されます。
また、英検との順序でいえば、英検のおよそ1から2週間後に開催されることが多いです。
そのため、英検と漢字検定は日程がかぶりづらく、両方受験することも可能であり、実際、呉市の家庭教師の白井では、両方を受験し、両方とも合格を目指している方もいます(英検はすでに合格しました。漢字検定は合格発表待ちです)。
今回、呉市の家庭教師の白井で漢字検定に挑戦された方は2名で、両方とも小学生の方です。
両名とも、もともと漢字は得意なほうではなく、とりわけ5級に挑戦された6年生の方は、最初は5級の問題をやっても200点中100点とかできても、120点くらいしかとれず、合格ラインまの140点まで明確な差があるという状況でした。
※もう1人の方は、小学5年生の方で7級を受験されております。
しかし、家庭教師の白井のほうで、生徒さんの学習スタイルや学習習慣を調べ、それに応じたアドバイスをしたことで、結果的に180点とか190点などの点数を、練習で出せるようになりました。
本番も、9割くらいだと予想しています。
アドバイスの内容
今回、どのような学習アドバイスをしたのか、簡単にご紹介します。
まず、重要なのは生徒さんがどのような人なのか、ということを家庭教師(白井)が良く理解することが重要です。
具体的には、質問票を作成し、それに対し回答してもらったうえで、さらにヒアリング(聴き取り)もして、できるだけ詳しく具体的な情報を集めます。
そのうえで、ChatGPTなどのAIに入力し、漏れがないように分析します。
そして、その内容が生徒さんにとってどれくらい事実に近いのか、ということも、またヒアリングしました。
今回、5級を受けた生徒さんは、結構絵の才能があり、視覚情報にとても敏感であることが分かったので、それならば、色鉛筆やマーカーなどを活用してみたらどうか、というご提案をしました。
また、失敗や挫折などに対して耐性(レジリエンス)があり、またそこから立ち直って褒められると、結構長期的に記憶できるという特性をお持ちであることも分かったので、それならばということで、「繰り返しやって、点数が上がっていく楽しみ」を学習において強調しました。
ご家庭のご協力もかなり手厚かったので、効果もしっかり出、結果的に練習では9割以上を目指し、本番でも9割くらいという、かなり漢字に強い人になったと思います。
合格発表を待つ心境
今回、漢字検定を受験された2名の小学生の方の合格発表は、まだあとです。
しかし、練習時にかなりの手ごたえと進歩があったことから、私自身はそこまで心配しておりません。
また、漢字検定にしろ、英検にせよ、繰り返し受験できます。
そのため、自分が進歩したことが公式に認められるという実感を大事にしてほしいと思います。
呉市の家庭教師の白井として、これからも、このような外部検定の受験をできるだけ生徒さんや保護者の方に推奨していこうと思います。